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水戸ホーリーホックeスポーツチャレンジカップ　レポート

文：いばらきｅスポーツ産業創造プロジェクト推進協議会　事務局　富山　みどり

　2020年7月26日(日)，株式会社アプリシエイトにて，フットボールクラブ水戸ホーリーホック(以下：水戸ホーリーホック)の専属eスポーツ選手を決める大会「水戸ホーリーホックeスポーツチャレンジカップ」が開催されました。
　ゲームタイトルは，やはりサッカーチームだけあり，「eFootballウイニングイレブン2020(プラットフォーム：PlayStation4)」(以下：ウイイレ)です。

　今年2月にプロ・アマを問わずに募集したところ，40名近くの応募がありました。新型コロナウイルス感染症の影響で開催日が遅れてしまいましたが，当日は20名の選手が集まり，専属eスポーツ選手の2枠をかけた白熱の試合が展開されました。

　参加者の中には，プロゲーミングチーム「野良連合」所属のちょぶり選手や，ウイイレのオンラインモードで上位に名を連ねる選手など，腕に自信のある方々も多数来ていました。
　しかし，オンライン大会と違い，オフライン大会はいつもの慣れた環境ではないため，普段はしないはずの設定のミスなどが出てしまう選手もおり，シード枠の選手が序盤で敗退するなどの波乱もありました。

　激闘の末見事優勝に輝いたのは，笠間市在住の会社員nomo選手こと野本浩喜さん(写真右)。昨年には「全国都道府県対抗eスポーツ選手権2019　IBARAKI」で準優勝に輝いた方です。今大会でも攻めの立ち回りで，多くの得点を取りました。
　準優勝は，県立水海道第一高校に通うウラえもん選手こと青木智也さん(写真左)。ウイイレ歴は4年で，茨城県の上位プレイヤーとしても名が知られている選手です。今回トーナメントは予選からの参加でしたが，勝利を積み上げ，見事準優勝に輝きました。

　専属eスポーツ選手に選ばれたことに対し，nomo選手は「頑張っていきたいと思います。よろしくお願い致します。」と今後の意気込みを話されました。
　ウラえもん選手は「楽しい大会でした。自分のいいところ，悪いところが見つかりました。これから頑張っていきたいと思います。」と語っていました。

　また，水戸ホーリーホックの小島耕社長は「Jリーグでこうした取り組みは今まであまりなかったと思います。皆さんは世界に名を知らしめる可能性を秘めている。世界にはいろんなライバルがいると思いますが，より精進して，水戸ホーリーホックの名を世界に広めてください。今日はおめでとうございました。」と語っていました。

　今回，水戸ホーリーホックと専属選手2人との契約は2021年3月31日までとなっています。
　今後開催されるeスポーツのイベントでの2人の活躍に期待が膨らみます。