文:いばらきeスポーツ産業創造プロジェクト推進協議会 事務局 小野 さおり
令和2年11月3日(火・祝),ケーズデンキスタジアム水戸にて,水戸生涯学習センター主催の「こども合衆国」が開催されました。県内の小学4年生から6年生を対象とし,スポーツ系から創作系までの全14講座を1人2講座まで体験できるという,学校では体験できない学びの場を目的としたものです。
その中で,「eスポーツ体験講座」では,茨城県出身の「ぷよぷよeスポーツ」プロライセンス保持者の「和樹」選手をお招きし,プレイ方法を学びながら実際に参加者のみんなで対戦できるというプログラムを進行しました。
この体験講座に,32名のこどもたちが参加してくれました。
こどもたちは,入室するや否や,スクリーンに映し出された画面やゲーム機器に驚いていましたが,それ以上に驚いていたのは,和樹選手が披露してくれた「16連鎖」などの最高級技。「わあ!」「すごい!」といった声がたくさん聞こえてきました。その後和樹選手は,こどもたちにわかりやすくプレイの基本操作から,上級技の出し方などを丁寧に教えてくれました。こどもたちも真剣に聞いていました。
和樹選手からのアドバイスを受けたこどもたちは,いよいよ対戦。中には初めてぷよぷよをプレイする子や,コントローラーを触るのが初めての子もいましたが,ゲームがスタートしてからは真剣な表情で臨んでいました。時々笑い声や悔しそうな声などが聞こえ,とても賑やかな様子でした。
対戦で見事優勝した子には,最後に和樹選手と対戦してもらいました。
しかし,プロも驚くほどの強者だった優勝者。和樹選手もたじたじでした。
講座の最後には,こどもたちから「楽しかった」,「またやりたい」との声をたくさんいただくことができました。
また,和樹選手はこの講座でこどもたちに「ひたすらあきらめず,続けることで結果に結びつけることができる」「eスポーツはただプレイするだけでなく,たくさんの人たちとコミュニケーションをとることができる」ということを教えてくださいました。
プロジェクトでは,eスポーツがよりこどもたちに浸透していけるよう,今後もこどもたちのためのイベントや大会などを企画していきたいと思います。