茨城県と特定非営利活動法人北米教育eスポーツ連盟日本本部(以下NASEF JAPAN)共催による高校生向けのコンテスト「NASEF FARMCRAFT® いばらきコンテスト2023」の最終審査及び表彰式が11月12日(日)に水戸オーパ(茨城県水戸市宮町1丁目7-33)にて開催されました。
本コンテストはMinecraft上で行う「農業シミュレーションゲーム」である「Farmcraft®」を使用することで、茨城県の農業やSDGsについて考え、高校生のクリエイティブなアイデアをもとに課題解決に取り組むコンテストです。
エントリーのあった全6校8チームの中から、「IT未来高等学校 蕾」が見事最優秀賞に輝きました。
参加チームは、7月6日(木)~10月22日(日)の期間にゲームをプレイして考察し、チームでプレゼンテーション動画を制作。10月23日(月)~11月5日(日)の期間に1次審査が行われ、取得ポイントが多かった上位3チームが、最終審査へと駒を進めました。
※本コンテストの詳細については、以下をご覧ください。
NASEF FARMCRAFT® いばらきコンテスト 2023-公式HP
最終審査では、
「水戸啓明高等学校 Team KEIMEI.lgd」は、有機栽培について注目し、実際に有機栽培で育てられたサツマイモを食べるというオリジナル性溢れるパフォーマンスを行いました。
「水戸工業高等学校 Farm technology」は、費用面について取り上げ、どのような取り組みを行えば、費用面が楽になるか、もし自分が農業を行う場合に取り組みたい工夫点についてなど、実業的な内容を発表されていました。
「IT未来高等学校 蕾」は、学校にある装置から着想を得て、AIを応用した農機具の提案を行い、農業退職者を減らすというユニークな発想を得ていました。
審査委員長を務めるNASEF JAPAN 松原理事長からは、「順位をつけるには非常に甲乙つけがたい。」と総評があったとおり、どのチームも素晴らしい発表でした。
参加されたチームの皆様からは、
「コンテストを通じて、自分たちが知らなかった農家の事情を知ることができた。」
「ゲームでプレイしたことを生かして、実際に農園を使用して色々試してみたい。」
という声をいただきました。
高校生の皆様には、今回のコンテストで身に付けた課題解決に取り組む際の考え方、プレゼンテーションスキル、チームワークなどをぜひ今後の学生生活に活かしていただきたいです。全ての参加チームのメンバーが、本気で茨城の農業課題とSDGsに向き合い、Farmcraft®のスコアアップを目指してプレイし、それぞれの解決方法を見出して動画作品を制作した、素晴らしいコンテストとなりました。